箸でスッと切れるほど柔らかいキャベツに、あふれる肉汁。これがうまいんだよ。
こんにちは。ヒッサンです。
今回、ガッツリ煮込んで少々手間のかかる料理「ロールキャベツ」のレシピを紹介します。
ロールキャベツといえば、とろけるキャベツに肉汁あふれるみんな大好き、うんまい煮込み料理の定番ですよね。
もちろん作るのには、キャベツの下処理をしたり、巻いたり、煮込んだり…、と大変なことも多いです。それでも、しっかりと手をかけて作ってあげたロールキャベツは本当に旨い!
何が旨いって、使った野菜の旨味がゆっくり煮込むことで濃縮されるから。
手早く作れておいしい料理ももちろんあります。でも、丁寧に手をかけてじっくり作ってあげた料理はやっぱり最高に旨い!
普段あまり手をかけて料理をしない人も、たまにはどんと構えて、このロールキャベツでも作ってみてください。作業自体はそんなに難しくないので、料理があまり得意でなくても大丈夫ですよ。
それでは、今回のとにかく詳しいレシピです。
ロールキャベツ
材料です。(1人分)
・キャベツの葉 2枚 一番外から3~4枚目の葉を使います。
・玉ねぎ 1/4個
・ニンジン 1/3本
・豚ひき肉 50g
・きのこ 50g しめじ、しいたけなど、あるものでOK
・オリーブオイル 小さじ2
・塩 少々
・コショウ 少々
・水 大さじ1
・しょうゆ 2~3滴
・おろしニンニク 小さじ1/3
・片栗粉 大さじ1
・パン粉 大さじ1
≪煮込むスープ≫
・水 200ml
・白ワイン 大さじ1
・ニンニク 1片
・コンソメ顆粒 5g
以上です。
作り方
①:キャベツの葉をむく
まずは、キャベツ丸まる1個から必要な葉を取っていきます。
中心の太い芯の部分に円を描くように包丁を入れ、芯を取ります。ちょっと力が要るので、ケガをしないように注意です。
芯は後で使うので、捨てずに!ここにもしっかりうま味があります。
中心に流水を注いで、巻きを緩めます。
外側の葉から順番に向いていけば,、ほら!きれいにむけます。
外側の葉は炒め物に!⇓
今回は2~3枚むいた少し内側の葉を使います。
②:キャベツの葉の下処理をする
むいたキャベツの葉をさっとゆで、しんなりとさせます。
その後、氷水に浸すので、準備しておきましょう。
葉は巻いている方を下にして、沸騰させた湯に入れます。
10秒ほどしたら裏返し、さらに10~20秒ほど茹でましょう。緑色が鮮やかになるくらい。
すぐに取り出し、氷水にさっと通します。
そうしたら、ざるなどに上げ、軽く水気を切っておきましょう。
③:玉ねぎ・ニンジン・きのこをみじん切りにする
玉ねぎ、にんじん、きのこをみじん切りにしましょう。
きのこは今回はしめじのみです。好みに合わせてお好きなものをどうぞ。
④:みじん切りにした具材・ひき肉を炒める(弱火⇒中火)
フライパンにオリーブオイル小さじ2、おろしニンニク小さじ1/3を入れ、弱火で熱します。
軽く20秒ほど炒めたら、玉ねぎ、ニンジンを加え、弱火にまま炒めます。
2~3分炒め、茶色っぽく色づかせましょう。ここでもゆっくり炒めることで、うま味を引き出します。
色づいてきたら、きのこ、ひき肉50gを加え、火を中火にして炒めていきます。
ひき肉の色が半分ほど変わってきたら、塩・コショウ少々、水大さじ1、しょうゆ2~3滴を入れましょう。
ひき肉の色が完全に変わったら、火を切ってボウルに移し少しおいて粗熱を取っておきましょう。
⑤:あんを作る
粗熱を取ったら、パン粉・片栗粉各大さじ1を入れてよく混ぜます。
手で持って楕円型に形作れるくらいになればOK!
パン粉は水分を吸う役目、片栗粉は固める役目。足りなければ足しますが、>片栗粉を入れすぎると粉っぽくなるので注意です!
⑥:キャベツを巻いていく
キャベツを巻きやすくするために芯の下の部分をV字に切り取ります。これで凹凸が無くなり、巻きやすくなります。
切り取ったすぐ上当たりに、④で作ったあんをスプーン1杯分乗せます。
V字に切った部分を重ねるように巻き、
左右の葉を折りたたんで、
くるくる巻いていき、
最後に爪楊枝を刺したら完成。ちゃんと下の葉にも刺さっていないと煮込んでいる間にとれてしまうので注意です。
⑦:煮込む(中火⇒弱火)
包んだロールキャベツと小さく切ったキャベツの芯(最初に取った部分を小さく切る)、その他にものキャベツの葉から切り取った芯やニンジンの切れ端なども一緒に鍋に入れます。
これらの野菜のくずがだしになってくれるんです!
水200ml、白ワイン大さじ1、顆粒コンソメ5g、皮をむいたニンニク1片を入れます。
全てを入れたら、アルミホイルで落し蓋をして1~1,5時間煮込んでいきましょう。
野菜のくずは30分ほどで取り出しましょう。
大量に作る場合は良いんですが、少量だと水分も少ないので、煮込んでいるうちに蒸発してしまい、焦げてしまうかもしれません。時々様子を見ましょう。
煮込で、爪楊枝がスッと抵抗なく取れるくらいになったら完成!
実食!
ジュワ~ッとしみる旨さ。トロトロなキャベツが最高!
どうでしょうか?しっかりと煮込むとかなりの時間がかかります。でも、それに見合うだけのおいしさに出会えるはず!
時間があるときには、ちょっと気合を入れて料理に取り掛かってみると、またいつもとは違った楽しさがありますよ。
キャベツの下処理をちゃんとする、煮込むときにはくず野菜も一緒に、弱火でじっっっくり煮込む。こうやってうま味を極限まで引き出すんです。
コツを押さえて、最高に旨いロールキャベツをぜひ作ってみてください。
それでは、今回はこの辺で!